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切れ味はもちろんのこと、主婦の立場で改良を重ね取っ手付きのベンリナーとなる。昭和57年には、厚生省(現・厚生労働省の外郭団体である「ポリオレフィン等衛生協議会」に加入した(会員番号K-91)。野菜が直接触れるスライサー本体がプラスチック製であり、同協会の食品安全基準をクリアしたプラスチックを使用することで食品に対する安全性を高めていった。
ベンリナーの角を取り、やや丸みを帯びたデザインとする。左右の交換刃(櫛歯)を止めるネジは金ピカのクロムメッキとするが、使用が進むにつれてメッキが剥がれることもあった。永年母親が使ってみて、「是非とも娘にも持たせてやりたい」とのご意見が多く、色調はアイボリーとグリーンのパステル調に移って行った。
海外では「Japanese Mandolin」のニックネームで広がっていった。欧米では多機能式スライサーの事を楽器に見たてて「マンドリン」と呼ばれています。